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2019年12月 1日 (日)

宗教と科学の絡み合う叡智

  この世は科学、あの世は宗教、この世も宗教、あの世も科学、このように入り乱れた世界が我々人間の生存している時空である。この四つ組の構造のなかにわれわれは生きている。このいずれを切り離すこともできない。これは動態であって常に変化しながらその絡み合いを続けている。それが我々の知る歴史である。宗教史と科学史は絡み合いながら成長している。
 ローマ法王が動けば13億人が熱狂する。地球上にそれだけの信徒がいるという。天皇の即位でこの国は神道一色の国家観を改めて国民が感得したばかりである。いずれもあの世の世界から降りて来た信仰に支えられている。日常生活には何の関係もないと思っている人々も無言の影響を受けている。宇宙から降り注いでいる神の愛に包まれたことであろう。無関心な人もその中に包まれている。無限、無量の計り知れない神の傘に覆われたことを素直に感じる人々が大勢いたことであろう。
 現にそれが、この地球上に住む人間の一つの姿である。事実として人々は目にしたであろうし、体験したであろうし、情報として知ったでもあろう。科学は今、このの世界を無限に拡大しようとしている。生命体の存在を求めて宇宙に探索の手を伸ばしている。若者たちも、科学好きな老人たちも、その経過を伝える情報に熱狂している。太陽系を含む銀河系に少なくとも惑星が1000億個存在することをフランスなどの国際チームが明らかにした(2012年1月30日付け読売新聞)。銀河系には太陽のような恒星が1000個あるとされ、すべての恒星が1個以上の惑星を持つことになる。生命のいる惑星が地球以外に多数ある可能性を示す成果で、英科学誌に発表されたという。
 我々地球上の人間は、その生命をわかつものが地球以外の惑星に生存するかもしれないという期待を、科学によって手に入れようとしている。この宇宙の神秘を宗教はその教えのなかで説いてきたのである。釈迦の教えである「般若心経」はそのことを率直に述べたものであることが、科学者によっても確認されている。数々の宗教上の経典も、神事のような行事も、宇宙の神秘を解いている。最近の量子力学による発見がそのことを裏付けていると言われている。

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