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2019年9月 1日 (日)

「魂の科学」に観る宇宙観

 スワミ・ヨーゲンヴァラナンダ著・木村慧心訳「魂の科学」(たま出版、初版昭和59年、14冊平成25年)には、生前解脱の境地に到達する5つの段階が示されている。
 1.識別智を得ること、2.法雲三味の境地で究極的な心の満足を売ること、3.煩悩の業を押さえ込んでしまうこと、4。完全なる離欲の境地に達して自己本来の境地にとどまること、5.万処において絶対者プラフマンを霊視するとともに、絶対者プラフマンの内において、真我が自分自身を確立すること〈518頁)。
 2.三昧の境地は、根本自性と真我とを識別しうる直覚智から生じて来る完全なる離欲によって実現される(526頁)。
 3.解脱の境地とは、その意味にたがわずあらゆるものからの解脱ということであり、個の境地にあった真我は自己本来の姿に安住します。またこの境地では、この世に三種あるという自ら招く災難、外来の事物が原因となる災難、天界から降りかかって来る災難、それに加えて現象の転変と現実の苦悩と行と言ったあらゆる苦しみも、すべて消えてなくなってしまうのです(527頁)。
 4.真我は本質的には妙有と、純粋意識、それに歓喜であると言われています〈528頁)。
 5.解脱の境地にあって、真我は絶対者プラフマンという、大宇宙を創造し、維持し、全知全能にして万処に偏在し、しかも特有の姿形というものを持たない存在の中で、自己本来の姿に立ちかえるのです(530頁)。

 以上の記述から、東洋人的な宇宙観をうかがい知ることができるであろう。これに対して、ポール・ディヴィスの「生物の中の悪魔「情報」で生命の謎を解く」からは西欧人の科学的宇宙観に遭遇した。ヨーゲンヴァラナンダは、「魂の科学」を説き、ポール・ディヴィスhs「生命の科学」を説いている。魂(霊魂)は生命を超越した非物質的な存在であり、「あの世」と「この世」を往来する「見えない」ものであるが、生命は呼吸に象徴されるように物質的な存在であり、「この世」の具象的存在であって、「あの世」には無縁である。

 

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